The Rotary Club of Tokyo-Kohoku
例会短信

2005年12月01日 第2251回

 

 本日の卓話の時間は 「第2580地区カンボジア地雷除去活動について」 と題し、第2580地区対人魚雷の除去に 関する特別委員会の常任委員をされている村瀬泰雄氏を招いて行われました。
紹介者はプログラム委員会の矢島寛委員長です。

 環境に対する取り組みで初めてノーベル平和賞を受賞したケニヤのワンガリ・マータイさんは2005年2月に毎日新 聞社の招聘で来日しましたが、マータイさんは1977年に有志と「グリーンベルト運動」を創設して以来、ケニア全土で3 000万本の植林をして来ました。この運動は自然保護にとどまらず、植林を通じて貧しい人々の社会参加の意識を高め、女性 の地位向上を含むケニアにおける社会民主化の原動力となっています。

 来日中マータイさんは京都議定書の発効記念行事をはじめ小泉首相ら政府要人との会談、青少年やNPO関係者との交流 を精力的に重ね、気球環境を良くしようと願う多くの人々に元気と勇気を与えてくれました。
この間、マータイさんは、資源を大切にする意味の日本語「もったいない」という言葉に深く共鳴、「この言葉を国際語に したい」と訴え、小泉首相や小池百合子環境相もこれに賛同しました。

マータイさんの「もったいない」運動の輪は今や世界各地に拡がりつつあります。
この「もったい」とは仏教用語の「物体(勿体)」のことで、物の本来あるべき姿、「本体」の意味を表します。それを否 定する「もったいない」の言葉には、あらゆる世の中の事や物、そしてその縁の連鎖を断ち切り、万物の命や物をないがし ろにする行為を惜しみ、嘆く意味があります。
だからこそ命や物を大切にしよう…という積極的な思いが込められています。

「もったいない」を実践するためには限られた資源を無駄にせず、効率的に使っていくことが必要です。この手段がゴミ を減らす「リデュース」、限られた資源を繰り返し使う「リユース」、資源を再利用する「リサイクル」の、いわゆる「3 R運動」です。
「もったいない」の精神をもとに、世界に「3R運動」を広げていくことが、環境を保全していく近道でもあります。 さらに、「もったいない」運動の実践は、「本体」を尊ぶことであり、環境保全だけでなく、人権や平和を大切にする運動 にもつながっています。

 地雷は貧者の兵器と言われ、1個が150〜500円。そのため世界で推定1億個!もあって今のペースで除去して行 っても、全てを除去するまでにあと500年を要すとの話にただ呆然。
地雷除去作業員の報酬は月額たったの2500円。生命や負傷の危険度から考えるととてつもなく低賃金と感じるが、これ でもカンボジアの他の仕事の賃金と比べて条件はかなり良い方だと言う。やはり、ロータリーや世界の国からの募金や資金 援助が必要なことを痛感した。

村瀬氏はあと5年は地雷除去プロジェクトを続けたいと語っておられました。
知られざる世界の一面を理解することが出来た有意義な卓話の時間であった。

 

(マンハッタンの伯楽)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
 

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